すごろくで遊びながらうなぎの一生が楽しく学べる!
楽しく遊びながらうなぎの生態やうなぎをめぐる問題を学べる「ウナギいきのこりすごろく」(作成:公益財団法人日本自然保護協会、中央大学)が、特設ウェブサイトで2020年7月に公開されました。
プレーヤーはうなぎになりきり、南の海で生まれ、日本の川で生活し、再び南の海に旅立って一生を終えるまでを盤上で体験。「どこで生まれるの?」「何を食べるの?」といった基本を学べるだけでなく、道中に現れる河口堰やダムなどをクリアしながら、「なぜウナギは絶滅の危機にあるのか?」「放流すればウナギは増えるのか?」といった、より高度な問題についても考えることができる知的なすごろくです。25匹でスタートしたうなぎが少しずつ減ってく仕掛けとなっていて、「何匹ゴールできるのか?」というスリルが子どもはもちろん大人にとっても楽しいゲームです。
学習指導要領にも対応していて、小学校4年生から6年生程度の総合学習、社会、理科、国語の授業に使用でき、教師向けのガイド動画や副教材も付属。特設ウェブサイトには、事前の準備や遊び方についても詳細な案内が記載されています。また、ウェブサイトから日本自然保護協会に申し込めば、小学校の授業のほか、博物館・NGOなどが主催するワークショップ向けに一式貸し出しが受けられるほか、サンプルセットも無料ダウンロード可能。
うなぎを蒲焼やうな丼として口にしたり、店頭などで目にする機会の増えるシーズンを前に、子どもたちに食資源の大切さを学んでもらうためにも、教育現場やご家庭でも活用してみてはどうでしょう。
「ウナギいきのこりすごろく」特設ウェブサイト
https://www.nacsj.or.jp/unagi_game/
[文:Yasuko Kimura]