外食チェーン5社の「うな丼チェック2020」うなぎのプロが選んだ今年のおすすめ「うな丼」ランキング!

身近に味わえる外食チェーンの「うな丼」

7月21日[火]の土用の丑の日を前に、日本初の鰻と丼の情報発信サイトである『うなぎ_STYLE』では、大手外食チェーン5社の「うな丼(うな重)」をうなぎ流通のプロを評価員にして、ブラインドテスト(評価者には社名は分からないようにする)を実施しました。

多くの外食チェーンで夏の風物詩という位置づけで、うな丼やうな重は季節メニューとして提供されており、700円台から1000円までの比較的リーズナブルな価格帯で食べられることから『うなぎ_STYLE』編集部として、一般消費者に気軽に食べられる外食チェーンのうな丼・うな重で、味と外観の比較チェックを行いランキング化しました。

評価の対象としたのは、日本最大手の外食チェーンとして、牛丼チェーンである『すき家』と『吉野家』、回転寿司チェーンでは『無添くら寿司』、ファミリーレストランからは『ガスト』、持ち帰り弁当チェーンでは『Hotto Motto』の5社で、それぞれ同じ日の午後に、店頭から持ち帰り(テイクアウト)を行い、『うなぎ_STYLE』編集部で評価会を行いました。

ブラインドテストの方法について

うなぎの蒲焼きの流通・販売に長年関わるプロ3名が評価員となり、どのチェーン店のうな丼・うな重かを食べているかは分からないようにしてブラインドテスト方式で、味を採点しました。また外観チェックでも持ち帰り容器から会社が予測される可能性があるため、それぞれの持ち帰り容器からご飯と鰻を取り出し、編集部で用意した容器に移し替えた後に外観審査を行いました。
評価会の進行は日本評価学会正会員で食生活ジャーナリストの会会員でもあり、これまで「外食チェーンのロハス度チェック」や「介護食弁当チェック」を行ってきた実績のある『うなぎ_スタイル』編集長の中西純一が監査役として立ち会い、厳正で客観的な食べ比べが行われるようにしました。

実食チェックと外観チェックの終了後、監査役の中西を司会に、評価員3名の座談会を行い、それぞれの評価を語ってもらいました。また、点数上では1位と2位が拮抗していたため(評価員2名が点数では『ガスト』を第1位にしていました)、社名を明かさずにどちらを1位とすべきかを評価員で議論してもらいましたが、点数通りの結果で評価員全員が了承しました。全員の総点数と順位を評価員に伝え、順位について了解を得た後に、評価員3名には社名を明かしました。

2020年のおすすめ第一位は『ガスト』!

今年の評価第1位に選ばれたのはファミリーレストラン『ガスト』の「うなぎ弁当」で、わずかな点数で第2位となったのは牛丼チェーンの『すき家』の「うな丼」でした。評価員からは、両社は外食チェーンでは早い時期からうなぎの蒲焼きをメニューに取り入れており、長年の研究と経験により総合評価が高くなった要因ではないかとのコメントがありました。また、第2位となった『すき家』ですが、蒲焼きの味の面では第1位とは互角の結果で、第2位にするには大変惜しい、わずかな点差であったことは記載しておきたいと思います。

評価点数が下位となった「うな丼」では、うなぎの蒲焼きを店側で細かく切ってあることで、外観での評価が下がり、食感や満足感の面でも点数が下がってしまったと思われます。やはり「うな丼・うな重」であれば、半切れか1/3切れ相当の大きさの「うなぎの蒲焼き」が乗っていないと、外観評価や味覚評価の点数が下がってしまうのだと推測されます。

コストパフォーマンスの高さでは『Hotto Motto』が第一位!

うなぎをリーズナブルに、沢山食べたいという声もあると考え、うなぎの蒲焼きの重量を価格で割り、うなぎのお得度ランキングも別に作りました。うなぎ比率が最も高かったのは『Hotto Motto』の「うな重」で、第二位は『すき家』の「うな丼並盛り」でした。

『うなぎ_STYLE』は消費者目線で生産者・販売者を繋ぐ役割

鰻と丼の情報発信サイト『うなぎ_STYLE』では、今後も様々な丼物を専門家によるブラインドテストを行うと同時に、食の安全や安心を一般消費者向けに啓蒙する活動や、うなぎの食べ比べ会などの食事会やイベント開催を予定しており、食を取り巻く生産・流通・販売に関係する人々と消費者を正しく繋ぐ役割をになっていきたいと考えております。

※5社とも価格では持ち帰り(テイクアウト)を利用しており、消費税は8%で表示しており、店内消費では別料金(消費税10%)となります。

<評価会実施日>
2020年7月9日[木]

<調査対象とした外食チェーン5社と購入店舗>
[牛丼チェーン]
すき家(神保町駅前店)
吉野家(水道橋三崎店)
[回転寿司]
無添くら寿司(池袋東口店)
[ファミレス・定食]
ガスト(水道橋店)
[持ち帰り弁当]
Hotto Motto(西神田2丁目店)

<評価会の概要>
■評価会の進行
[1]対象商品は同じ店で同じ日時に購入した品を、同じタイミングで食べる
[2]試食している時は、評価員同士の会話や感嘆の声は禁止
[3]評価員はどこの会社(店)の品を食べているかは分からないようにする

■評価員のプロフィール紹介
Mr.T:鰻の蒲焼き輸入に携わり約30年
Mr.N:鰻の蒲焼き輸入に携わり約25年
Mr.F:活饅と蒲焼きの輸入販売に関わり約5年

■調査の基準
【指標1:外観評価】
見た目の美味しさ、焼き具合、タレの色具合
【指標2:蒲焼き評価】
鰻の食感、香り、味付け、美味しさ感・満足感
【指標3:ご飯とタレ】
ご飯の美味しさ、タレの味付け、鰻とタレとの相性

■評価員による総合評価討論会

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